LNR LINERMAGAZINE
SLANG DICTIONARY

opsの意味とは?oppとの違いをヒップホップ文脈で解説

ops(オップス)とは、opposition(敵対side)から来たスラングで、「敵・対立する連中」を指す。意味はoppの複数形oppsとほぼ同じで、違いは綴りの揺れ程度。歌詞や(旧)Twitterでは、oppsよりopsと書かれることも多い。

opsとopp・oppsの違い

結論から言うと、実用上の意味は同じ。整理するとこうなる。

由来をたどると、oppはopponent(対戦相手)、opsはopposition(敵対勢力)の略とされることが多いが、現場の使われ方では区別されていない。どちらもシカゴのドリルシーン発祥で、抗争相手を指す重い言葉として始まり、いまはUSラップ全体の共通語彙になっている。

「ops=警察」説は本当か

検索すると「opsは警察を指す」という解説も見つかる。officers(警官)の略だという説だが、これは主流の用法ではない。歌詞でopsが出てきたら、まず「敵対勢力」と読むのが正解。ただし文脈によっては「自分を狙ってくる側」全体(敵対ギャングも警察も密告者も)をまとめてopsと呼ぶ感覚はあり、そこから警察説が生まれたと考えられる。

opsは歌詞でどう使われるか

当サイトの方針として原詞の引用は行わず、典型的な使われ方を意訳と文脈で紹介する。

典型例 1 — 警戒

「opsが俺の動きを見ている」。敵対勢力に常に監視されているという緊張感のライン。ドリル以降もっとも多いパターン。

典型例 2 — 挑発

「opsの名前は口にしない」。敵を名指しする価値もない、という見下しの表現。固有名詞を避けることで法的リスクも避けている。

まとめ

RELATED — スラング辞典

LINER 編集人

2001年生まれのHIPHOP好き。90sのUS・日本語ラップから最新のレイジまで、数百枚の私物CDアーカイブとともに聴き続けている。帯とライナーノーツまで読み込み、リリース当時の文脈から作品を解説するのがLINERの流儀。プロフィール →